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神々とは、人間が創りし実像
人間とは、神々が創りし実像
「俺たち(神々)とお前たち(人間)ってのは『持ちつ持たれつ』の関係だったんだよ。少なくとも最初のうちは」
「フィフティ・フィフティっってやつだ」
「人が居なきゃ神々は創(う)まれなかったし、神々が居なきゃ人は成長出来なかった」
「神々(我々)と人間(お前達)は、互いに補いつつ、ここまで来たんだよ」
「だから、神々にも人間と同じように感情がある。喜ぶし悲しむし怒れるし、愛する事も出来る」
「ただ人間より長生きで、ちょっとした力を持っただけの『種族』」
「始まりがどうだったか、なんて神々すら覚えていない」
「人が、否、人になる前の動物たちが、我々を望んだ。だから我々は姿を『持つ』事が出来た」
「まだ人である前、彼らは祈った。否、想った、と言う方が正しいのかもしれない。空に、大地に、海に、風に、火に…自然のあらゆる物に。想った、と言う自覚は無かったかもしれない。けど、全てのものと接するうちに『欲』を持った」
「その『欲』が、我々に『像』を与えた。おそらく最初は本能の三大欲求に関連する神々が姿を現したはずだ」
「その神々から枝別れして、次の世代神々が創まれ、その神々がまた、次の神々を、人が望むままに創んだ」
「それが我々の始まり。一部の例外はあるけどな」
「ま、確信は無いけどな。俺たちの先祖の神々はもう存在しなから」
「新たな神々が創られる中で、いつしか消えてしまった。…おそらく、吸収されたんだろう」
「兎に角、俺たち神々は生物の『欲』から形創られたんだ。なんて言ったらいいか判らないけど。この空間、時間に漂う、ふわふわしたものが、『欲』によって集まり、形成していったんだろう」
「我々は、生物が滅びぬ限り、生き続ける。だから不死なのだ」
「なーんで、その対等が崩れたわけ?」
「ん~?そりゃ、お前らが俺たちの事を忘れちゃってくれたからだろう?言ったけど、生物、つまりオメーラが滅亡でもしない限り、俺たちは不死。だから、忘れられたぐらいじゃ消えないし」
「んで、いつしか疎遠になちゃった…と」
「俺たちだって心はある。綺麗さっぱり忘れてくださった人間の事なんか手助けしたくないもんな。だから最近じゃ、ただ祈るだけじゃ動いてくれない神さん達も多いわけ。俺らは違うけど」
◆◇◆
あさったら出てきました。
「弟よ。今回面白い事を聞いたぞ」
「は、どのような事でしょうか?」
「この世を粛清する、とか。今回はヒトだけでなく、全てのモノを」
「また物騒ですね。【あちら】の神々でしょうか?」
「永く存在しすぎて、思考がとうとうイッてしまったようだった。一度滅ぼして、再び創り直したいそうだ」
「して、姉上はなんとお答えに?」
「答えるも何も、我々は一切世界については関与しないと、決めておる。今回の事で我々が滅んでしまっても、仕方のない事じゃ。……【あちら】の神々は忘れておるらしいがな」
「我々が何で存在しているかを、でございますか?」
「そう。何故存在しているか、を」
「……他の神々はなんと?」
「オージン殿はさしあたり見守る姿勢じゃ。だが、仙人や道士達がどう出るかのう。彼らは神ではない」
「元が生物であるが故、抵抗は必死かと」
「さてな。…弟よ。主はどうする?降りたければ降りるがよい。もっとも、縁を切る事になろうがの」
◇◆◇
神々のえっぐい会話。
どうやら私は多神教が好きらしいです。あ、道教は宗教じゃないのか?
冷たい石の廊下を一人の男が靴音を立てて進む。
黒衣をまとったその男は、残像を残しながら跪く。
「お初にお目にかかる。私は九天応元雷声普化天尊・聞仲と申すもの。下界にはまったく興味のない天界どもの代わりとして参上仕った 」
◇◆◇
これだけかよ!!(セルフツッコミ)
すいません。いや、なんか人間界でいろいろ揉め事があって(時空のゆがみ等)それにあせった神々が東西関係無く集まって、会議ひらいてたら面白いな(笑)
イシスとかイシュタルとかいるんですよ、きっと。
んで、道教からは彼が一番いいかなって。太公望呂尚でもよかったんだけど。
天界メンバーがまったく興味なく、更に仙界から代表を押し付けられ、内心は面白くない、とか、でもやっぱり人間界は気になるし…とか思いつつ来てくれたらいい。
ちなみに言葉使いはわざとです。
ビバ☆ドリーム!!
「いつまでおられるおつもりで?」
突然背後からかけられた声には、明らかな非難が交じっている。 珍しい事もあるものだ。感情をあまりださぬ僕であるのに。 一番付き合いの長い精霊であり、最も信頼している相手に、声をあげて笑いなが ら、ふりむく。
「そんなに怒らないでよ。マリリン」 「御気分を害されたなら申し訳ありません。しかし、マスター。娼婦のような真 似ごとなど!」 「まぁまぁ落ち着いて。結構楽しいよ?この船は。 まさかこの歳になって初体験をたくさんするとは思わなかったし」
そう言ってチラリと視線を走らせると、鈍く輝く光が飛び込んでくる。 手足首に銀で作られた枷がはめられ、それら全てに、今やもはや失われてしまっ た言ノ葉が印されていた。
「マスターの御力を持ってすれば、そんなものはただの固まりにしか過ぎません 」 「固まりって。せめてアクセサリーって言ってよ。君らしいと言えば、君らしい けど」
この言ノ葉には、魔力を封じる力がこめられているが、残念ながらこれで封じこ まれる程、弱い魔力ではない。
「私は結構楽しいの。長い人生、こんな事もあるよ。さぁ、もうすぐ彼が来るか ら準備しなきゃいけないんだけど、マリリンはどうする?」
マリリン、と名付けられた外見と名がマッチしない精霊は、深く、深ーくため息 をついた。 実に人間らしい行動である。 マスターが規格外なら、従うものも規格外なのだろうか。
「何かありましたらお呼びくださいませ」 「分かってるよー」
ひらひらと手を振ると、歴史に名を残す大魔法使いは、お気に入りの風呂場へと 足を向けた。
◆◇◆◇
主人公の性別も不明です。
追記
とある海賊にお世話になっている稀代の大魔法使いの設定です。
マリリンは魔法使いの僕。闇の精霊という設定です。
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