忍者ブログ
気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「…で、私はここに青銅たちを送って様子を見ようと思うんだが…サガはどう思う?」
まだ少年のあどけなさが残る声。
その声が無理矢理に記憶を引き摺り出す。
「そうですね。それでいいのではないのでしょうか」
「そうかな。良かった。…後は南米に…」
彼は以前と変わらぬ笑顔で傍らの補佐官に問いかける。
「――サガ」
――サガ
昔と違わぬその声に。
サガサガサガサガサガサガサガ
昔と違わぬその笑顔。

心の底から叫びたくなる。

「サガッ!!!????」
「…!!!」
法衣を強く掴まれて、漸く美しい補佐官は顔を上げた。

◇◆◇
ネタ帳に書いていて纏まったらサイトにUPしようと思っていたんですけど…。今のトコロ纏まらず。
以下そのネタです。

***
「昔、シュラがあんたを臆病者と罵った事があったな。あの時、俺はあんたがもう一人のあんたと戦っている姿を見て、どんなに強い人間だろうと思った。同時にもう一人のあんたにも憧れた」

他者を許さぬもう一人のサガ。
覇王の如く。鬼神の如く。

「他の誰もがあんたを見放しても、例えアフロディーテやシュラと戦う事になっても、俺はあんたについて行こうと思ったよ。それだけ『あんたたち』は強かったから」

***
あの人も又、貴方を形づくる欠片なのです。
「私たちは、貴方ともう一人の貴方が好きでした。勿論今も」
だからこそ、辛いのです。
「あの13年間を忘れろと言うのが無理な話です」

でも、
否定しないでください。
彼を消さないでください。

「あなたが、彼を否定してしまったら、誰が彼を愛するのですか」

彼も、必死に生きてきた一人なのです。
神々に息吹きに遊ばれただけ。

女神もアイオロスも勿論彼を愛するでしょう。

「彼を真に理解し認められるのはサガ、あなたしかいないのです」

◇◆◇
どうやら「黒サガを認められないサガ」を書きたかった模様。

拍手[0回]

PR
109  108  107  106  105  104  102  101  100  99  98 
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

何かあればコチラまで。hosinoyado2000☆yahoo.co.jp(☆を@に変換)
ブログ内検索
アクセス解析
Admin / Write
忍者ブログ [PR]