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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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光よ、目を覚ませ、とその偉大な女神は言った。
その詞に耐えられる者は無く、半ば無理矢理に微睡みから引き剥がされる。
「兄さん!」
次の瞬間聞こえたのは、弟の歓喜の声だった。

石の棺からゆっくりと手が伸びる。その手を掴んだのは、成長した弟だった。
薄く目を空け、すっかり大人となってしまった弟の顔を見る。
ぎこちない笑みを浮かべて起き上がれば、見覚えがあるような、全く知らないような顔に囲まれ、妙な気分にアイオロスはなった。
ゆっくり巡って、ある場所で止まった。
英雄を見つめる視線。空よりも碧い瞳。
「…」
アイオロスは無言でそれへ向かった。
収穫を前にたわわに実った稲穂のような金色。
「サガ、」
「…」
罪人は何も言わずに瞳を閉じる。
英雄は何も言わずに手を上げる。

直後、鈍い音と共に地に伏したのは、黒髪の男だった。
「シュラ、」
罪人はその眼を見開き。
英雄は相手を凝視する。
頬が赤く腫れあがった。
「あなたが怒るべきはサガではない」

あなたを信じずに、私はあなたに刃を向けた。

「退け、シュラ」
「いいえ」
「退くんだ」
「嫌です」
「シュラッ!」
「退きませんっ!」

絶対に。

唇に歯が食い込んだ。
カツリ、と乾いた音。
苦楽を共にした二人の黄金聖闘士が無言で歩みを進める。
「デスマスク、アフロディーテ」
この二人も大きくなったと、アイオロスは思う。
あの時は悪戯するデスマスクに、むきになって暴れるアフロディーテと、それを慌てて止めに入るシュラ。
そういった三人だった。
「一人だけ格好つけるのは無しな」
「罪があるというのなら、この場にいる全員も該当するだろう。筆頭にあがるのは私たちだが」

◇◆◇
以前書いた話の逆パターン

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ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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