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「行かないのか」
「よみがえってどうするんだよ。ここの方が居心地がいい。俺はもともと『こっち』に近いからな。だから生き返る気なんかねぇよ」
「そうか。じゃあ私も残るよ」
「はぁ?ばっかじゃねぇの?折角のチャンスを」
「それはお互い様だろう。いいじゃないか。…私たちは共犯者なんだし。」
思えばこの男は、13年間、ずっと独りだったのかもしれない。
不安定なシュラ、壊れていく彼。
そして、まだ小さかった同輩たち。
それは、確かに護るべき者たちだったのだ。
どんな手を使ってでも。
「だからここに残る」
「そんなことになったら、サガもシュラも残るって言いだすだろうが」
「それが二人の希望ならいいじゃないか」
「…良いわけあるか!あの女には奴らが必要だろうよ。俺はいいの」
悔い改める気も、忠誠も自分は誓う気はないのだから。
あぁ、この死に近い男はなんと不器用なのだろう。
この13年間必死に守ってきたのに。
そして女神はそれをご存じなのに。
「私にも君は必要だよ。誰が一人でも欠けてしまうのは嫌だからね」
「……」
「だから一緒に行こうよ。」
13年前、アイオロスが死んだ。
そして、青銅がアテナとともに攻めてきた時、君が真っ先に死んだ。
シュラ、カミュも後追った。私はずっと動く事もできず、ただ皆の小宇宙が消えていくのを感じていた。
何も出来ずにただ一人。
十二宮最後の砦の守人。
それがどんなに惨めで悔しい事だったか、君は分かるか。
しかも、それを与えているのは誰でもない、本来なら守るべき女神。
滑稽だった。
それを一番良く知っていたのは双子座だったのだろうけど。
「さあ、行こう。早くしないと私がサガに怒られるんだ」
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いろんなサイトさまを巡ると、聖戦ご皆様がもれなく復活していたので。
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