気のむくままに、更新中…
いわゆるネタ。
本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;)
PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。
*関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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いつのまにか、雨が、降り出していた。
フリオニールは、血に染まった大地に佇む兵士を見た。
そして、その足元で倒れる1人の戦士を見た。
「……」
「……」
「……」
クラウドはじっと見ている。
ティーダもフリオニールも何も言わずに、クラウドの側に居た。
「ザックス…」
クラウドは、彼の頬に触れる。
だが。
「……」
その手は白い頬を透りぬけ、何もない空間を掴む。
「……ザックス」
それでも、兵士はやめずに彼に触れようとする。
「ザックス、ザックス、ザックス、ザックス」
「クラウド、もうよせ」
「ザックスザックスザックスザックスザックス」
だんだんと悲鳴じみた声に、ティーダは目を見張り、フリーニールは声をかけた。
「ザックス、ごめん、ザックス…」
ザックスと呼ばれた戦士は微笑んでいるのに。
「クラウド、」
「ごめん……」
かの兵士の顔は歪んでいた。
クラウドは泣けないんだ、とティーダは思った。
この仲間の気持ちを、フリオニールもティーダも知っていた。
ふわり。
ふわり。
一枚の羽が、舞い落ちてきた。
青い空ともに。
光で溢れる。
「待ってくれ!」
ザックス、と呼ばれた青年の体が、段々と消えていく。
星に還るのだ、とティーダは思った。
羽が、視界を覆っていく。
「頼む、こいつを連れて行かないでくれ、頼-」
『お前が、俺の…、』
『俺が、お前の…、』
彼の最後の言葉は、何?
忘れてはいけない、大切な…。
『俺の、誇りや夢、全部やる。お前が、俺の、生きた証』
生 き た 証
「俺がお前の…生きた証、」
ザックスの微笑みが、深くなった。
「…そうだったな。俺が、お前の生きた証…。この剣とともに」
◇◆◇
うん、玉砕した感じがしますが…。
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ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。
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