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「…カノン、一つ尋ねたいのだが…」
「今忙しい。後にしろ」
冥界のラダマンティスの居城。そこを訪れた相手は、久々の休みに身を横たえている主を尻目に、何やらガサゴソと動いている。いや、普通に何かやっているならいいのだが(この場合普通と言うのかは不明である)、手から見え隠れしているのが、チェーンと言ったちょっと妙な物であれば話は別である。
床においてある段ボールからも、口に出すには憚れる代物が見えていたりいなかったり。
「…その鎖は何だ…」
「これか?瞬…アンドロメダから借りてきた」
アンドロメダと言えば先の聖戦時にハーデスの依り代だった聖闘士である。
今でも反射的に跪きかけてしまう、一種の呪いとなってしまっている顔を思い出した。
「その鎖…たしか何処の場所からでも相手を探し出す事が出来るんだよな?」
「詳しいな」
「で、何故それがここにあるんだ?」
「何故だと思う?」
そう答えたカノンの顔が、面白い事を思いついた少年の表情で。
面白い事=悪戯=自分に降りかかる。
上記の公式を瞬時に作り出したラダマンティスは光速でベットから跳ね置き、扉を目指したが、アンドロメダチェーンで足を掬われた。
「監禁って興味ないか?」
「ちょっと待て!」
「大丈夫だ。許可は取ってある」
「何の?誰から!!!」
「全員。お前、周りに恵まれたな~~。羨ましいぞ。暫く休めってさ」
「いやいやまてまて。早まるな!」
「別に先日、俺が散々やめろって言ったのに誰かさんが聞かなくて、翌朝死ぬほどだるい身体を引き摺って戻った事に対する仕返しではないからな」
そーいや、あの時俺も大分待ったをかけたよな…?でも無視したのは誰だったか…?
視線と口元が告げている。
あれはお前だったと。
「だって、あれはお前もヨが…」
「あぁ?」
◇◆◇
折角のエイプリルフールなのに、全く違う話が出来てしまいました(笑)
この監禁ネタ、某K様に捧げます。…、い、いりませんか…?
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