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「で、これを説明していただけますか?親愛なるクソったれ女神様」
「あら、とてもよく似合ってますわよ?低俗馬カニ。ねぇ、みなさん」
「………そ、そのようで、」
返事をしたのはアイオロスだった。
この場所には、年長組がそろっていたが、サガ・シュラは石化し、アイオロスは涙眼で笑いを殺し、アフロディーテにいたっては飛び出してこの部屋には居ない。
もっとも、廊下からひっきりなしに笑い声が聞こえているが。
「ふぅ…すっきりし…ぷぷ」
「やかましい!!」
ひとしきり笑い終え、戻ってきたが、やはりデスマスクの姿が眼に入ると笑いが復活するようだった。
「私の警護について欲しいの」
「んなことは分かってる!!じゃあ、この格好はなんだよ!パーティーだろ。お偉方の来る」
「そうですよ。『仮装』パーティーです。イタリア人のあなたにはぴったりかと」
一体女神(日本育ち)のイメージするイタリア人はどうなっているのか、一瞬疑問に思ったが、今はそれどころではない。
「あなたに似合うと思って、私自ら用意したんですよ。よかったですわ。お似合いですもの。その可愛いドレス」
「ぶっ殺すぞこのガキャァァァァ」
「ぶははははははは」
アイオロスとアフロディーテは撃沈し、笑い転げ、のたうちまわる。
「ねぇ、シュラ」
「は、はい…」
漸く石から復活したシュラは反射的に返事を返す。
「んな訳あるかぁ!」
「…いや、ホラでも、そんなに変ってわけじゃ…。何より女神のお見立てだし…」
「お前の眼は腐ってんのか!」
「いや、えっと…」
「って、お前、何頬染めてんだよ!!」
「はッ!いや、そのすまない!」
山羊は頬を染めながら走りさった。
◇◆◇
山羊蟹…?そしてこのパーティーにはジュリアンやパンドラも来るかも。
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