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イオ「……俺さぁ」
バイ「なんだよ」
イオ「シードラゴンのダーリンに逢ってみたいんだよな」
バイ「…へぇ…」
イオ「あのシードラゴンを落とした奴だぞ?ぶっちゃっけ協議会の内容より気になる」
バイ「まぁ、分からないでもないが…」
イオ「だろ??シードラゴンの何処が良いのか突撃インタビューしてみたい!」
◇◆◇
落としたんだか落とされたんだか…。
***
協議会IN海界
「ほぅ。ここが海界かぁ。噂に違わず美しい世界だな。見ろ、上に海がある」
「アイアコス。騒ぐな」
「…いつになくつまらんな、お前は。いくら情人の元に来たとは言え、緊張しすぎだぞ」
「何の話だか分からんな」
「…一応隠しているつもりなのか。お前等は」
「何の話だか分からないと言って…」
「申し訳ありません。冥界の方でいらっしゃいますか。私はマーメイドのティティスと申します。会場までのご案内を仰せつかっております」
「わざわざのお出迎え痛み入る。海闘士には女性もおられるのか。申し遅れたが、私は三巨頭が一人、天猛星、ワイバーンのラダマンティスと言う」
「まぁ、シードラゴン様のお相手の方でいらっしゃいますか」
「は?」
「ぷっ」
「ティティス。早くお連れしろ。もうすぐ始まるぞ」
「バイアン様。申し訳ありません。ただ今」
「私はシーホースのバイアンだ」
「私はガルーダのアイアコス。こっちはワイバーンのラダマンティスだ」
「あぁ。あの」
「……」
「あの、だって。何の『あの』だろうなぁ?」
「あー居た居た!」
(また来た…)
「イオ、すまない。今行くが…、こちらがガルーダのアイアコス殿、あちらがあのワイバーンのラダマンティス殿だ」
「…え?えぇ??カノンのダーリン???」
アイアコス大笑い。
◇◆◇
膝から崩れ落ちる感覚、と言うのはこんな感じなのかもしれない、とラダマンティスは思った。
「去年の今頃、リキッドがハーレムに貰ってたゾ」
「……なるほど。…ここにもメルヘンが居た…」
◇◆◇
第一メルヘンはキングン。第二メルヘンはハレリキ(笑)
***
「瞬、紫龍、氷河、ついでに一輝!頼むお金貸してくれ!!!」
「えぇ?そんなに買うものあったっけ??」
「プレゼント代すら間に合わないんだよぅ~~~」
◇◆◇
3月はホワイトデー&誕生日ラッシュな星矢。
***
いつものように…と言っても一ヶ月ぶりだが、『いつものように』彼は突然空間から出現した。そして周囲の状況などお構いなしに、横柄に言い放つ。
「やる」
そう言うといきなり相手に向かってピンク色に光る『何か』を放り投げた。
反射的に受け取るとそれは以外に小さく、少なくとも害はなさそうだ。
「…??」
それは親指程の大きさで、表面は濃い桃色で光沢があった。よく見れば、濃淡がありまるで炎のようだった。
「…コ、コンクパール!」
それに真っ先に反応したのは、部下の一人だった。
「知っているのかクィーン?」
「は。確か…真珠の一種でごく一部の貝、しかも五万分の一の確立でしか商品になるものは手に入らない、と聞いた事がございます」
「…見つけたからくれてやる」
「…いや、しかし、そんなに貴重なものなら、価値の分からん俺なのではなく…」
「俺からの物は受け取れないのか!?」(重低音)
「ありがたく貰い受ける!」(即答)
(なんだかなぁ~。この二人)
その場に居た部下は全員で遠い目をした。
「要らないのなら、そこの眼を輝かせている部下にでもやれ」
そういい残すと、また空間に消えた。
その後小宇宙で保護膜を張った状態で専用ケースに入れ、それを嬉しそうに眺めるラダマンティスの姿があったと言う。
◇◆◇
星矢たちにホワイトデーの話を聞いてお返しをした模様。しかし、ホワイトデーは日本独自の文化なのでラダは知らない…。
***
「んで、なんの用っすか?」
「日本にはバレンタインデーにチョコを受け取った方は、今日3月14日にお返しをすると言う習慣があるんですよ」
「へ~。で?」
「私はまだあなたから貰ってません!」
「帰れ!俺はあんたから貰ってもちっとも嬉しくなかったぞ。つうか、あんたそれ狙ってただろう?」
「あら?なんの事です?私は日頃の感謝の気持ちを表しただけですわ。ただ、みんなが気を利かせて、色々と下って…。日頃、イタリアの伊達男を気取っているあなたですもの。ちょっと期待しているだけです」
◇◆◇
女神と蟹
ショーウインドウに映る彼の姿。
「どうした?」
「いや。…以前お前は人だった頃の記憶はあまり無いと言っていたが、」
「そうだ」
特に蘇ってからは、薄いカーテン越しに影を見るように、うっすらとした映像が時より思い出せられるだけと言う。
「…その割りには足に迷いが無いと思ってな」
「そうかもしれん。経験は蓄積されているのかもな」
どこに何があるのか、なんとなく、分かるのだ。
呼ばれる前、この街に居たのかもしれない。
「うっかりかつての知り合いに逢ったらどうする?」
暮らしていたのなら、知人ぐらいは居るだろうと、カノンは笑いながら尋ねた。
「その心配は杞憂だ」
「何故?お前に記憶が無くとも向こうは…」
「顔が違うからな」
淡々と語る相手に、カノンの顔から表情が消える。
「何、」
「魔星に呼ばれ、冥衣を身につけた時より、人格も変化する。それにともない肉体も作り替えられる。だから、もしここですれ違っても互いに気付かん。母親でもな」
そうやって冥闘士は創られていく。だから肉体が死んでも冥衣さえあれば補充がきくのだ。
「…一つ、思い出話をきかせてやる」
黙っていたカノンが口を開いた。
「俺が聖域から抜け出し、漸く世界を知った頃の事だ」
歩く速度を落として、懐かしそうに語りだした。
「シードラゴンとして北大西洋を見回った後、街に出るのが日課だった」
とにかく知識が欲しかった。
「たまたま寄った街で、目障りなガキに逢った。馬鹿がつくほど真面目でな。俺の姿を見て何を勘違いしかかわからんが、何かとお節介をやくガキだ」
ラダマンティスは黙って聴いていた。彼が昔の事を話すのは珍しい事だった。
「俺がまだ十代だったからな。もっとアレは幼かった。俺に惚れていたらしかったから、暇つぶしにからかって、後は好きにさせた」
「それで?」
「それだけだ。そいつはやがてデカイ街に行くことになってな。あまりピーピー喚くから適当に記憶を改竄させて」
そこで一旦言葉を区切ると、カノンは苦笑する。
「…別れた」
「ほう」
「歳はお前と同じぐらいだ」
「逢いたいか?」
「さぁ?逢ったところで向こうは俺を忘れているし、俺も気付くかどうか」
琥珀色の髪、澄んだ瞳。
「融通が利かない頑固なガキでな。お前みたいだったよ」
「そうか」
「あぁ」
瞳も柔らかな金色で。
その眼をキラキラさせながら夢を話していた。
やがて故郷のフェローズ諸島で暮らすのだと。
あの少年は言っていた。
◇◆◇
こんな設定も有りかな、と。
***
矢をつがえた黄金の像。
その矢の先には。
あの人達が居る。
「矢を放て。サジタリウス」
彼らを射ぬけ。アイオロスよ。
けれども、その矢が解き放たれる事は無く。
「卑怯者」
あなたが射れば、彼はそれを受け入れるかもしれないのに。
◇◆◇
今更言ったところで何になるのだろう。
射手「そうは言うけどな。この間も無理がたたって暫く熱があっただろう!少しは自分の身体に気をつけたらどうなんだ!!!」
年中(…また始まった…)
双子「煩い!私は私なりに考えてしているのだ。いちいちお前の手を煩わす事ではない!!!だまって仕事をやっていろ!!!…さもないと…」
射手「さもないと、何だ!」
双子「私はデスマスクと浮気をする!!!」
蟹「へ?」
射手「サガ!!!」
山羊&魚(……嫌な予感)
双子「知っての通りデスマスクは料理上手だからな。私の身体のサポートにはちょうどいい!!!」
射手「お前がそう言うなら…俺は…俺は、シュラとしけ込むぞ!!!」
山羊「えぇ!!!??????」
射手「シュラは真面目だからな。仕事のパートナーにはもってこいだ。歳も誰かさんより若いから、気を遣う必要も無いし」
蟹(めんどくさ)
山羊(何故こうなる…)
魚「面白いからそのままにしておこう♪」
獅子「…兄さん…」
◇◆◇
巻き添えはいつも年中組と弟たち(笑)
***
神なんかに仕えてるのか。あんたら、マジで可哀相だな。
そう言ったのを確かにラダマンティスは聴いた。
◇◆◇
冥闘士を見て思わず呟いたその声は。誰でもなく自分自身への言葉。
その詞に耐えられる者は無く、半ば無理矢理に微睡みから引き剥がされる。
「兄さん!」
次の瞬間聞こえたのは、弟の歓喜の声だった。
石の棺からゆっくりと手が伸びる。その手を掴んだのは、成長した弟だった。
薄く目を空け、すっかり大人となってしまった弟の顔を見る。
ぎこちない笑みを浮かべて起き上がれば、見覚えがあるような、全く知らないような顔に囲まれ、妙な気分にアイオロスはなった。
ゆっくり巡って、ある場所で止まった。
英雄を見つめる視線。空よりも碧い瞳。
「…」
アイオロスは無言でそれへ向かった。
収穫を前にたわわに実った稲穂のような金色。
「サガ、」
「…」
罪人は何も言わずに瞳を閉じる。
英雄は何も言わずに手を上げる。
直後、鈍い音と共に地に伏したのは、黒髪の男だった。
「シュラ、」
罪人はその眼を見開き。
英雄は相手を凝視する。
頬が赤く腫れあがった。
「あなたが怒るべきはサガではない」
あなたを信じずに、私はあなたに刃を向けた。
「退け、シュラ」
「いいえ」
「退くんだ」
「嫌です」
「シュラッ!」
「退きませんっ!」
絶対に。
唇に歯が食い込んだ。
カツリ、と乾いた音。
苦楽を共にした二人の黄金聖闘士が無言で歩みを進める。
「デスマスク、アフロディーテ」
この二人も大きくなったと、アイオロスは思う。
あの時は悪戯するデスマスクに、むきになって暴れるアフロディーテと、それを慌てて止めに入るシュラ。
そういった三人だった。
「一人だけ格好つけるのは無しな」
「罪があるというのなら、この場にいる全員も該当するだろう。筆頭にあがるのは私たちだが」
◇◆◇
以前書いた話の逆パターン
黄金を纏うかつての仲間に向かって、闇を纏った罪人は言った。
「……」
しかし、彼は語ることなく。
「…アルデバラン!」
「……」
「アルデバラン?」
「……」
ただ、たたずむだけ。
「アルデ、バラン…?」
「……」
「……行くぞ、カミュ」
「急がねばならない。全ては…冥王ハーデス様の為に」
全てはアテナの為に。
二人はその横を静かに通り抜けていく。
――優しきかつての友よ。
すまない。
謝罪は声に出す事も許されず。
後ろを振り向く事も許されず。
だた一人、唇を噛んだ。
◇◆◇
年少組は年少組で、絆は深いと思います。
でもカミュってあんまり動じなさそう。むしろシュラの方が適役か。
***
「…で貴様等、俺の半身をどうした?」
少年は親指の爪を噛み、笑いながら言う。
目の下は黒く、耳は極端に長い少年。
「少しは落ち着いたらどうです。王天君」
「黙れ。道化。…答えろ。貴様等、大公望の魂を何処に隠した?」
◇◆◇
…突然思いついたネタ(笑)二人の魂を再び分裂させたらどうなるんでしょう?
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
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3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
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