気のむくままに、更新中…
いわゆるネタ。
本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;)
PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。
*関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「あなたは誰?」
敵ではないと、ティナは感じた。
見廻りから、オニオンナイトと共に戻り、彼より一足先に交代要員のティーダの元へ向かったのだが。
横になっている青年の傍に、幼子の影を見た。
幼子、と行っても、常に傍にいる少年と年齢は違わないのかもしれない。
尤も、目の前の子供はフードを目深に被っているので、正確なことは分からないが。
…僕が見えるの?
反応は直接、頭の中に響いた。
「…うん」
嫌な気配ではなかった。この気配を、多分自分は知っている。
自分たちを護り、包み込んでくれるような…。
…そうなんだ。君は、魔力が強いんだね。
幼子は、ティナを見つめる。
フード越しに感じる強い視線。だが、それは暖かいものだった。
…ごめんなさい。もう、時間なんだね。
「あ、まっ…」
ティナが呼び掛けるよりはやく。
その子供は光に包まれて消えた。
「光?いえ…炎かしら?」
消える一瞬、それは炎に姿を変えたように彼女には見えた。
「…う…ん…」
金髪がゆっくりと身動ぎを始める。
キョロキョロと辺りを見回すと、彼女の姿を見付けて、慌て飛び起きる。
「あ、ごめんティナ!オレ、遅刻した!?」
「ううん。違うの。少し早く着いただけよ。まだオニオンくんは来てないし。
それに…」
「?」
「あまりに気持ち良さそうだったから、お越し忘れちゃったの」
珍しく茶目っ気を出す相手に、彼はワシワシと頭をかきむしった。
慣れとは恐ろしいもので、最初はかなり彼の行動に戸惑ったが、今では突然の大きな反応に微笑むことが出来る。
「うわっ~!女の子の前で寝坊なんて、オレ、恥ずかしいっス!直ぐに準備するから!!」
「うん、お願いします」
その慌てふためきっぷりに、クスリと口許を綻ばせ、ティナは立ち上がろうとして…またティーダを見る。
「あの…」
「うん?」
「……ううん。何でもないの。何でもないんだけど、何か良い夢でもみたのかな~って」
だって凄く穏やかな顔をしてたから、と告げると、途端に青年は顔を赤くした。
「そんなだらしない顔してたっスか?
…あんまり覚えて無いんだけど、見てたと思うっス!」
「良かった…」
軽くガッツポーズをするティーダを見て、少女は先ほどの幼子を想った。
―あの子、ちょっとティーダに似てた、かな。
◇◆◇
あの子の素顔が、本編で描かれなかったのが残念です(笑)
敵ではないと、ティナは感じた。
見廻りから、オニオンナイトと共に戻り、彼より一足先に交代要員のティーダの元へ向かったのだが。
横になっている青年の傍に、幼子の影を見た。
幼子、と行っても、常に傍にいる少年と年齢は違わないのかもしれない。
尤も、目の前の子供はフードを目深に被っているので、正確なことは分からないが。
…僕が見えるの?
反応は直接、頭の中に響いた。
「…うん」
嫌な気配ではなかった。この気配を、多分自分は知っている。
自分たちを護り、包み込んでくれるような…。
…そうなんだ。君は、魔力が強いんだね。
幼子は、ティナを見つめる。
フード越しに感じる強い視線。だが、それは暖かいものだった。
…ごめんなさい。もう、時間なんだね。
「あ、まっ…」
ティナが呼び掛けるよりはやく。
その子供は光に包まれて消えた。
「光?いえ…炎かしら?」
消える一瞬、それは炎に姿を変えたように彼女には見えた。
「…う…ん…」
金髪がゆっくりと身動ぎを始める。
キョロキョロと辺りを見回すと、彼女の姿を見付けて、慌て飛び起きる。
「あ、ごめんティナ!オレ、遅刻した!?」
「ううん。違うの。少し早く着いただけよ。まだオニオンくんは来てないし。
それに…」
「?」
「あまりに気持ち良さそうだったから、お越し忘れちゃったの」
珍しく茶目っ気を出す相手に、彼はワシワシと頭をかきむしった。
慣れとは恐ろしいもので、最初はかなり彼の行動に戸惑ったが、今では突然の大きな反応に微笑むことが出来る。
「うわっ~!女の子の前で寝坊なんて、オレ、恥ずかしいっス!直ぐに準備するから!!」
「うん、お願いします」
その慌てふためきっぷりに、クスリと口許を綻ばせ、ティナは立ち上がろうとして…またティーダを見る。
「あの…」
「うん?」
「……ううん。何でもないの。何でもないんだけど、何か良い夢でもみたのかな~って」
だって凄く穏やかな顔をしてたから、と告げると、途端に青年は顔を赤くした。
「そんなだらしない顔してたっスか?
…あんまり覚えて無いんだけど、見てたと思うっス!」
「良かった…」
軽くガッツポーズをするティーダを見て、少女は先ほどの幼子を想った。
―あの子、ちょっとティーダに似てた、かな。
◇◆◇
あの子の素顔が、本編で描かれなかったのが残念です(笑)
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(06/20)
(05/25)
(12/31)
(12/22)
(11/08)
(11/08)
(11/08)
(10/26)
(10/25)
(10/23)
プロフィール
HN:
ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。
何かあればコチラまで。hosinoyado2000☆yahoo.co.jp(☆を@に変換)
何かあればコチラまで。hosinoyado2000☆yahoo.co.jp(☆を@に変換)
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析