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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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セイルーン国王直々からの依頼に、リナ・インバースとガウリイ・ガブリエフは、文字通りすっ飛んで来た。

文面にはただ一言。
『火急の用があり。直ぐに参られたし』
と。


「すみません、国王は今少し立て込んでいまして、私がご説明を」
「あ~、構わないわよ。
で、ただ事じゃない感じだったけど、どうしたの?」

何時にもまして真剣な彼女に、わざとリナは明るく返した。
「詳細はまだ分からないんですが……」
「魔族の影がちらついている」
言いづらそうにするアメリアの言葉を遮り、今は彼女の補佐をしているゼルガディスが口を開いた。
「ここ〈王宮〉で?」
「あぁ」

始まりは一人の兵士の不信死だった。


「なるほどね」
一通り話を聞いたリナは、出された紅茶を飲みながら思案にふける。
もとより、この依頼は受けるつもりだった。…しっかりと料金はいただくが。

「オーケイ、話は分かったわ。
でも、条件があるの。
ゼルを貸してくんない?
もし魔族との戦闘になったら、あたしとガウリイとじゃ…」
「待てリナ、見ての通り俺は只の人間だ。調査ぐらいならともかく、あいつらと戦うなら、…足手まといだ」
言って、彼は目線を足元に下げる。ゼルガディスは実感していた。今はそこら辺にいる魔法剣士と大差が無いことに。
魔力は著しく減退し、恐ろしい耐久性を誇った肉体は無い。
「ゼルは自信ないのか~?」
「ダンナ…」
「あんたは自分を過小評価し過ぎ!
確かに昔に比べたら戦闘能力は落ちるけど、あんたには経験値がある!」
「それにさ、『慣れてるやつ』に背中任せたいだろ?」
「おぉ~!ガウリイにしちゃあ、上出来ね!」
「お?そ~かあ~?」
「大体このリナちゃんの言うことが聞けない訳ないわよね~?」
「…」

結局、ゼルガディスは渋々ではあるが頷いた。


◇◆◇
走り書きがあったのでアップ。
ゼルちゃんが人間に戻って婿に入ってます(笑)

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HN:
ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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