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(…苦しい)
先ほどからどうも胸の辺りが息苦しい。
ラダマンティスは繋がった眉毛をしかめたまま、ベットに横になっていた。
激務の所為か、体もだるく、寝返りをうとうとすら思えない。
それだけ疲れていたのだ。
原因は、かつて兄弟だった二人の同僚にあるのだが、それを思い出すだけで目頭が(哀しくて哀しくて)あつくなる。
おかげで、カノンとの逢瀬が流れてしまったのである。
あまりにも寝苦しいので、ゆっくりと目を開いた。
「!!!!」
「…よう」
「カノン!何をして…ぐふ」
そこには体に乗りかかっている相手がいた。
ご丁寧に胸の辺りで肘をつき顔をのぞき込んでいたらしい。
慌てて起きあがろうとした瞬間、光速で顔面を掌で押され、枕に戻るはめとなってしまった。
「俺がわざわざ来てやっても爆睡とは、中々お疲れのご様子だな」
「…………カノン、それは」
「仕事は終わったらしいな」
「無事に………」
「そうか。よかったな」
「…すまな…」
「謝ることはなかろう。仕方あるまい」
(なら何故異様な小宇宙が!?)
不機嫌なオーラがバンバンに漂っている。
「ただ、何故二人に仕事を押しつけられ易いのか、貴様は考えた事はあるか?無いだろうな。貴様は意外に鳥頭だからな」
相手の背後に砕け散る用の星が輝いていた。
◇◆◇
カノラダ、と言い張ってみる(苦)
じっと見詰める視線に気づき…と言うか無視できなくなり、デスマスクは目を開けた。
「…深夜になんのどようですか夜這いですかここにあんたの馬はいませんよつーか俺眠いんですけど昼間散々どっかの我侭女神&教皇にこき使われて疲れているんですボロボロなんですよ俺」
「ノンブレスとは流石私の聖闘士ですわね。見直しました。どうしようも無い人でも取り柄ってあるのですね」
「お褒めに預かり光栄です。ではお休みなさい」
「お待ちなさい。あなた上司である私の目の前で惰眠をむさぼるなどと、いい度胸ですわね」
「普通の上司は部下の寝室まで来ません」
「私は女神です。常識は当て嵌まりません。あなたにお供を命じます」
「謹んでお断りをいたします」
「却下」
「いい加減にしろっつーの!俺は眠いんだよ!!お供ならシュラやサガあたりにやらせろよ!!尻尾を振ってついてくるから!!!」
「蟹座の聖衣は準備OKみたいですよ」
「ぐ!!!(←いつの間にか装着済)…つーかなんでアンタまで聖衣着てんの!?」
「今頃気づきましたか。本当に馬蟹ですね。これからエトナ山に行きます」
「はぁ?」
「耳まで遠くなりました?ちょっとエトナまで行って盟を取り返してきます」
「『ちょっと』じゃねえっつーの!つー事は何か、あのテ…」
「えぇ、テュポンをしばきに行ってきます」
「ヲイ!それだったら戦闘能力の高いメンバーを連れて行ったほうが…」
「これは私の私的な事です。私は女神としていくのではなく、盟をしたう沙織として行くのです。その沙織がたまたまアテナの力を持っていただけのことですわ。あなたは、盟の(むかつく事に)師匠ですし」
「………(すっげー強引だな)分かったよ。40秒待て」
「よかったわ。あなたなら巻き添え食って死んでも何の問題も無いものv」
「っのアマ!!!」
◇◆◇
沙織さんのキャラを模索中。
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