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ポンデライオンを見つめるアイオロス。 しかも涙を流しながら。 「リアー、リアー、兄ちゃんわなぁ。兄ちゃんわなー。まだ淋しくないぞぉ!」 「…シュラ、特別手当てをだすから、アイオリアと任務を交替してくれないか? ロスがやばい…」 「リアー、俺はこの可愛いライオンをお前と思って食べるよ~
(ムシャムシャ)うぅ」 「速攻で行ってきます…」
◇◆◇
弟が居なくて凹む教皇代理、それに頭を抱える補佐官・双子兄。
そして(あれ、ロスってこんなだっけ?)と問いかける山羊。
***
「なぁ、デス」 「なんだよロスってーか何矢持ってんだよ」 「風の噂で聞いたんだけど、あの13年間、デスがサガの相手してたんだって?」 「ちょっと待て!」 「感謝はしてるよ。不安定なサガを支えてくれたんだから。 本当は俺がそうしたかったのに、死んじゃったからさぁ」 「待て待て待て!!落ち着け、矢を降ろせ!!!」 「うん。大丈夫俺怒ってないよぅ?」 「誤解だ!誤解なんだぁっ!!」 「腐っても黄金聖闘士だよね。俺、手加減嫌いだから」 「ぎゃーー」 「なぁ、アフロ」 「なんだシュラ」 「許してやれよ」 「ダメだ。女としけこむ蟹が悪い!私の何が不服なのだあのバガニは」
◇◆◇
蟹魚で、射手双子で、双子蟹??
***
「シュラ、蟹味噌が食べたい」 そう言って旧知の友が持ってきた食材は。 見慣れた銀の蟹だった。 ご丁寧に泡まで噴いている。 「新種の毒薔薇を試してみたんだ。火を通せば毒性はなくなる」 大方街で、女をたらしこんでいたのを見つかったのだろう。 「腹、壊すぞ」
◇◆◇
蟹魚+山羊。山羊ってば苦労性。
***
「何をしていたか愚かものー!!」「あ~~じゃ~~~ぱぁぁぁぁぁぁ」 可愛い?後輩に穴に落とされて、気付いたら大羊様の卓袱台返しをクライマシタ。◇◆◇大羊と蟹
最初に声を荒げたのは、一番無口な少年だった。
「あなたは、そうやって逃げるんだ!!!いつも、いつもそうやって」
視線の先には無様にうずくまる人影。
「止せ。シュラ」
「俺が殺したんだ。あなたの命令で。もう、彼はいない。なのに」
なのに、この目前の男は彼を求め、彼にすがる。
もう、いないのに。
「あなたが弱いからだ」
「言葉が過ぎるぞ、カプリコーンのシュラ」
同輩の一人が、二人の間に割って入る。
「止めるな。キャンサー!
・・・彼が死んだのは、そうやって逃げるからだ!!!臆病者!!!」
「止め…!!!!?」
「黙れ黙れ黙れ!!!」
カランと、乾いた音が響く。
黄金のマスクが落ち、それは、くるくると回転しながらピスケスの足元まで転がった。
「お前に何が分かる。私の何が!!」
相手にまとわりつく、黒い影。しかし少年の視界にはそれは映らない。
「・・・ガ・・・」
気管が潰され、風の通る音のみが辛うじて耳へと入ってくる。
「私は!私は、」
咽喉を締め付ける手は病的までに白く、小刻みに震えていた。
「お、おやめ下さい教皇!シュラが、カプリコーンが死んでしまいます!!!」
「私じゃない!!!私がやったのではない。違う・・・・・・違わない・・・?私が?私は・・・私は・・・」
金髪の少年が二人へと駆け寄った。震える手を引き剥がそうとする。
「シュラ、シュラ!手を、手を離してください。教皇!!」
「私、私は誰だ・・・」
震えが、全身を駆け巡る。
「教皇!!」
「アフロディーテ、動くな!!」
「!!」
長い金糸がゆっくりとたなびいた瞬間、硬い石の床に二人の身体が叩きつけられた。
青年を覆っていたマスクが、遥か後方へと投げ出される。
美しい髪が、漆黒へと姿を変える。
「アフロディーテ!シュラを連れて行け!急げ!!」
「デスマスク、君は・・・」
「速く!!」
この空間に、低い嗤いが木霊した。
◇◆◇
終わってみる(笑)
蟹15歳、山羊・魚14歳ぐらい希望。思春期。
「弟よ。今回面白い事を聞いたぞ」
「は、どのような事でしょうか?」
「この世を粛清する、とか。今回はヒトだけでなく、全てのモノを」
「また物騒ですね。【あちら】の神々でしょうか?」
「永く存在しすぎて、思考がとうとうイッてしまったようだった。一度滅ぼして、再び創り直したいそうだ」
「して、姉上はなんとお答えに?」
「答えるも何も、我々は一切世界については関与しないと、決めておる。今回の事で我々が滅んでしまっても、仕方のない事じゃ。……【あちら】の神々は忘れておるらしいがな」
「我々が何で存在しているかを、でございますか?」
「そう。何故存在しているか、を」
「……他の神々はなんと?」
「オージン殿はさしあたり見守る姿勢じゃ。だが、仙人や道士達がどう出るかのう。彼らは神ではない」
「元が生物であるが故、抵抗は必死かと」
「さてな。…弟よ。主はどうする?降りたければ降りるがよい。もっとも、縁を切る事になろうがの」
◇◆◇
神々のえっぐい会話。
どうやら私は多神教が好きらしいです。あ、道教は宗教じゃないのか?
眼をあければ、そこに映るのは誰でもない彼の笑顔・・・だと、信じていた。
「兄さん!」
眼を開いて、ゆっくりと起き上がった瞬間に感じた強い衝撃。
それは、成長した弟だと分かるのに幾秒か。
大きくなったと、アイオロスは思う。もう13年も立つのか。
最愛の弟を抱きしめたまま、彼は視線を周囲に向ける。
大半の者は記憶より成長した姿で。
けれど、一人たりない。
どこに居る。
話したい事が沢山ある。
「?兄さん?」
「……サガ」
懐かしい友は、一人離れ、光が差し込む入り口の側に、何も言わずにたたずんでいた。
さながら、人形の如く。
石棺に手をかけ、起きあがろうとするも上手く体が言うことを聞かず、縁から手が何度も滑り落ちた。
ふらつく脚を叱咤し、ゆっくりと立ち上がる。
「サガ、」
沢山、話したい事があるんだ。
昔のように、笑顔で迎えてくれると思っていた。
困ったような、けれどうれしそうな声で名前を呼ばれるものと思っていた。
けれど、相手はその美しい顔を綻ばせる事は無く、瞳を大きく歪ませると部屋から消えた。
「サガ!待っ…!!!」
追おうと脚を踏み出した刹那、一陣の銀光が傍らを駆け抜ける。
「デス!!」
仲間の驚いた声と、
鈍い衝撃音は同時だった。
「馬っ鹿野郎が!!」
逆光でその青年の表情は見えない。
青年は更に右腕を振り上げた。
「馬鹿野郎!どうして何も言わずに行った!!何故あいつを一人にしたんだ!!!何故だアイオロス!!!!俺たちはそんなに当てにならなかったのか!!!!!」
シュラは眼を逸らし、対照的にアフロディーテは凝視している。
◇◆◇
復活による犠牲
こんなシーンが浮かびました(笑)
蟹さんには、めいっぱい叫んで貰いたい。
だって他に言いそうな黄金がいないんですもの。
冷たい石の廊下を一人の男が靴音を立てて進む。
黒衣をまとったその男は、残像を残しながら跪く。
「お初にお目にかかる。私は九天応元雷声普化天尊・聞仲と申すもの。下界にはまったく興味のない天界どもの代わりとして参上仕った 」
◇◆◇
これだけかよ!!(セルフツッコミ)
すいません。いや、なんか人間界でいろいろ揉め事があって(時空のゆがみ等)それにあせった神々が東西関係無く集まって、会議ひらいてたら面白いな(笑)
イシスとかイシュタルとかいるんですよ、きっと。
んで、道教からは彼が一番いいかなって。太公望呂尚でもよかったんだけど。
天界メンバーがまったく興味なく、更に仙界から代表を押し付けられ、内心は面白くない、とか、でもやっぱり人間界は気になるし…とか思いつつ来てくれたらいい。
ちなみに言葉使いはわざとです。
ビバ☆ドリーム!!
「行かないのか」
「よみがえってどうするんだよ。ここの方が居心地がいい。俺はもともと『こっち』に近いからな。だから生き返る気なんかねぇよ」
「そうか。じゃあ私も残るよ」
「はぁ?ばっかじゃねぇの?折角のチャンスを」
「それはお互い様だろう。いいじゃないか。…私たちは共犯者なんだし。」
思えばこの男は、13年間、ずっと独りだったのかもしれない。
不安定なシュラ、壊れていく彼。
そして、まだ小さかった同輩たち。
それは、確かに護るべき者たちだったのだ。
どんな手を使ってでも。
「だからここに残る」
「そんなことになったら、サガもシュラも残るって言いだすだろうが」
「それが二人の希望ならいいじゃないか」
「…良いわけあるか!あの女には奴らが必要だろうよ。俺はいいの」
悔い改める気も、忠誠も自分は誓う気はないのだから。
あぁ、この死に近い男はなんと不器用なのだろう。
この13年間必死に守ってきたのに。
そして女神はそれをご存じなのに。
「私にも君は必要だよ。誰が一人でも欠けてしまうのは嫌だからね」
「……」
「だから一緒に行こうよ。」
13年前、アイオロスが死んだ。
そして、青銅がアテナとともに攻めてきた時、君が真っ先に死んだ。
シュラ、カミュも後追った。私はずっと動く事もできず、ただ皆の小宇宙が消えていくのを感じていた。
何も出来ずにただ一人。
十二宮最後の砦の守人。
それがどんなに惨めで悔しい事だったか、君は分かるか。
しかも、それを与えているのは誰でもない、本来なら守るべき女神。
滑稽だった。
それを一番良く知っていたのは双子座だったのだろうけど。
「さあ、行こう。早くしないと私がサガに怒られるんだ」
◇◆◇◆
いろんなサイトさまを巡ると、聖戦ご皆様がもれなく復活していたので。
「いつまでおられるおつもりで?」
突然背後からかけられた声には、明らかな非難が交じっている。 珍しい事もあるものだ。感情をあまりださぬ僕であるのに。 一番付き合いの長い精霊であり、最も信頼している相手に、声をあげて笑いなが ら、ふりむく。
「そんなに怒らないでよ。マリリン」 「御気分を害されたなら申し訳ありません。しかし、マスター。娼婦のような真 似ごとなど!」 「まぁまぁ落ち着いて。結構楽しいよ?この船は。 まさかこの歳になって初体験をたくさんするとは思わなかったし」
そう言ってチラリと視線を走らせると、鈍く輝く光が飛び込んでくる。 手足首に銀で作られた枷がはめられ、それら全てに、今やもはや失われてしまっ た言ノ葉が印されていた。
「マスターの御力を持ってすれば、そんなものはただの固まりにしか過ぎません 」 「固まりって。せめてアクセサリーって言ってよ。君らしいと言えば、君らしい けど」
この言ノ葉には、魔力を封じる力がこめられているが、残念ながらこれで封じこ まれる程、弱い魔力ではない。
「私は結構楽しいの。長い人生、こんな事もあるよ。さぁ、もうすぐ彼が来るか ら準備しなきゃいけないんだけど、マリリンはどうする?」
マリリン、と名付けられた外見と名がマッチしない精霊は、深く、深ーくため息 をついた。 実に人間らしい行動である。 マスターが規格外なら、従うものも規格外なのだろうか。
「何かありましたらお呼びくださいませ」 「分かってるよー」
ひらひらと手を振ると、歴史に名を残す大魔法使いは、お気に入りの風呂場へと 足を向けた。
◆◇◆◇
主人公の性別も不明です。
追記
とある海賊にお世話になっている稀代の大魔法使いの設定です。
マリリンは魔法使いの僕。闇の精霊という設定です。
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