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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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「つらいですね」


突然かけられた声に、イザヤールは振り返らずに距離を取った。


(いつの間に!)


何時から彼は、己の後ろに居たのか。相手は弟子の仲間の一人。

何故己の姿が見える?


「貴方と戦うつもりはありません」

「……」


まれに天使が見る人間も居た。まして、相手は天使と共に行動している。何らかの影響で、感覚が研ぎ澄まされているのかもしれない。



弟子の仲間の魔法戦士は、じっとイザヤールを見つめていた。


「…心配、なんですね」


切なそうに眼を細めて話す相手に、イザヤールは無意識に唇を噛んだ。



あの人形のけんで、彼女は酷く心を痛めている様だった。偵察のつもりだったのに、思わず下りてしまったのは…彼女が、自分の名前を呼んだから。


いや。


それは言い訳だ。


必死に悲しみを堪えるその姿に、駆け寄って抱き締められたらと。


そんな、出来もしないことを。


そこを見られた。






「貴方はあの子の師匠でしょう?彼女は会いたがっています。…そんなに心配なら、姿を現せばいい!」



そして、何もかもぶちまけてしまえばいい!!



その言葉に、イザヤールは眼を一瞬見開いた。






◇◆◇




今更ながら続き…。




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ホシノヤドリギ
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自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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