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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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*本編後。二人の関係は進んでます(笑)

苦手な方は御注意を。





ぐぃっ。





朝日を感じて目覚めると、首が右斜め下固定されていた。



「えっ」



全く予想外の状況に、ツァーリは肘で体を支えたままの態勢で暫く停止する。首が、全然動かない!

右肘に全体重をかけ、自由になった左手で首回りを触ってみる。



「あ…」



髪の毛が、背中のファスナーに挟まっている。

昨日、宝の地図のダンジョンを見つけ、連戦に連戦を重ねて戻り、そのまま着替えもせずに寝てしまったのだ。それに、最近手入れを怠っていた為に伸びてしまった銀髪が絡まったんだろう。

サンディに取って貰おうと呼び掛けたが、生憎出掛けているらしい。

仕方無しに無理やり引き抜いた。



「…っ」



一瞬走る小さな痛みに眉を潜めて…。



「何をしている」



呆れを含んだ声色がした。エスだ。

朝の鍛練から帰って来たのだろう。汗の臭いがする。



「おはよう。エス」



どんな時でも微笑みを崩さない。勿論、こんな時でもツァーリは柔らかい微笑みである。

瞬時にエスは状況を理解すると、僅かに溜め息を吐いた。



「……」



ツァーリの背後に行き、ベッドに腰掛ける。そしてファスナーと銀糸を分け始めた。



「ありがとう」



普段はモンスターを叩き潰す指先は、太く大きいのだが、その実、メンバー内で一番器用なのだ。

一分をしないうちに、自由になった。

たが動く気配がなく、背後からジジジっと、金具がずれる音がする。ファスナーを下ろしているらしい。



「?」



肩甲骨の辺りまで下ろされる。外気に触れ、肌が粟立つ。

いつの間にか、ウェストが両手に固定され、いや、左手で固定され、右手はもぞもぞと動いている。



「まっ、――っ!」



明らかに不埒に動く手に意識が向いた時だった。

生温かい質感が背中に生まれる。

ゆっくりと、動く。



「っ」



上に。下に。繰り返す。

過ぎ去ったところは、又、粟立つ。



「エスっ」



切羽詰まった声で非難を上げれば、くぐもった笑い声。

有らん限りの力で振り返り手を伸ばしても、パーティー内最速を誇る彼を捕まえることは出来ず、くつくつと笑い声だけ残して、消えてしまった。

湯浴びに行くのだろう。



「……はぁ」



何だか朝から体力を使いきった気がして、再びベッドに身を投げた。





◇◆◇



エスがへんたいに!

BLな作品が無いので書いてみたら、エスがへんたいに!

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ホシノヤドリギ
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自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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