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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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*黒騎士退治の序盤。「刃の男」「依頼書」の後になります。





「…っ?シシィ!あの黒いヤツ!」



僧侶が驚いた声をあげるより速く、そのアーモンドの瞳は彼を捉え、凝視していた。

黒い影ではない。

銀色を。



会えば分かると言ったルイーダ。

銀髪の恩人。



(成る程、ね)

シシィは依頼をしてきた彼女の思わせ振りな態度を思い出した。

隣のカイは彼の姿には声をあげていない。と言うことは、彼女は聞いていたのだろう。

(話は後。先ずは…)

「回復を!!」

「お、おう」

湖畔に居る黒い影。それに対峙する銀と紅に向かって、二人は脚を速めた。





「ルカニ!」

「ホイミ!」



背後からの呪文に咄嗟に身をかたくするが、己を包む光に少しだけ安堵した。

「仲間みたい!」

サンディが首元に隠れつつ後ろを確認した。

「魔法使いと僧侶っポイよ!」

「うん!助かりました!ありがとう」

「状況説明を!」

茶髪の魔法使いが、黒騎士を睨み付けたままツァーリの隣へ走り込んだ。

金髪の少女はそのままエスの方へ向かい、回復呪文をかけている。

ツァーリは素早く辺りを見回すと、剣を持ち直し体勢を整える。

「彼が多分、例の黒騎士です。防御が堅い。さみだれつきといなづまつきを使ってきます」

エスが、再び攻撃を仕掛けた。

初めて、黒騎士がよろけた。

「守備力は下げたわ」

「もう一度ルカニを。僧侶の彼女は回復をお願いします」

「分かったわ」

「おう!分かったぜ!」

元気よく上がった少女らしからぬ言葉使いに、ツァーリは目を丸くしたが、僧侶を見るとふわりと微笑んだ。



(日溜まりみたいなヤツ)



僧侶は唱えながら、知り合いに似たその銀髪を眺めた。





◇◆◇



…あの世界って銀髪多かったかなぁ?

武道家イドの名前をエスに変更しました。

イドだと元キャラのイメージが強すぎて(苦笑)

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ホシノヤドリギ
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自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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