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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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彼女はよく空を見上げていたはずだ。
それは昔の、まだ子どもだった時の記憶だった。


少しばかり時期外れの休暇をもぎ取り、アクセルたちはある山へと来ていた。
ここは、かつて彼女の一族が治めていた土地であったらしく、手が離れても往き来はそれなりにあるようだ。
その山荘のテラスで、読んでいた本を閉じたまま、彼女は空を見ていた。
今は夜。
ダウもつられて見上げれば、白く輝く星が降り注いできそうだ。

「翔んでみるか?」

そんな言葉が出たのは別れる間際の事を思い出したから。
まだ何も知らないでいられた、昔を。

「何?」
「空、翔んでみるか?」


――もし、また会えたらさ、空を一緒に翔ぼうよっ


あの時の少女は何も言わずに瞳を大きく見開いていた。今のように。

「出来るのか?」
「じゃなきゃ誘わないって。ちょっと準備に時間かかるけど
ここなら山奥だし、一回周回するぐらいなら見つかんないだろ」
「そうか。なら構わない」
彼女が立ち上がると、ダウは魔力を高め始めた。
本来なら彼の瞳は虹色に光っているのだろう。流石にここでも彼はアイレンズを外そうとはしなかった。

ダウは魔力を額へと集中させる。

「?」

すると、短い彼の銀髪が下へ下へと、落ちていく。
髪が延びているのだ。
やがて地面に付き、くるりんっと跳ねた。

「うしっ!さっアクセル、此方へ来てくれ」
「あ、あぁ」

前髪さえも長く、なんだか雰囲気が違う。
戸惑いながら、差し出された手を握ると。

銀髪が一斉に宙を舞った。
「翼…?」
「俺がやるとあんまり綺麗じゃないんだけどさぁ…」


目の前にあるのは銀の翼。


◇◆◇
イメージはヤダモンではなく、ゼノギアスの方です。
どっちかっつーと。

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ホシノヤドリギ
性別:
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自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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