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気のむくままに、更新中… いわゆるネタ。 本館は更新が止まっていますが、日記は儚く動いてます(^_^;) PCからでも携帯からでも見れますが、PCからの方が見やすいかと…。 *関連会社様とは一切関係がございません。個人の趣味の範囲内・常識の範囲内でお楽しみください。
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ある程度仕事が終わると、たまにパブに顔を出すようになっていた。
そうなれば自然と会話が生まれる。すぐに、彼が法曹院に通っていること、そして『アーネスト』と言う名前であることが分かった。
将来は裁判官なることが夢だと、はにかみながら言っていた。


「で、何でお前がここにいるんだよ、デスマスク」
待ち合わせのカフェに早めに着いてしまったカノンは、さも当然に目の前に腰かける青年に頭を抱えた。
「たまたまだ。たまたま。仕事の合間の息抜きだな」
向こうには別のヤツがつめてるしな~と、銀髪の青年はコーヒーを啜りつつ答える。
ちなみに、赤いシャツを着崩し、サングラスをかけている相手は、完全にチンピラにしか見えない。
「ってか、何でカノンがここにいるんだよ」
「それこそ息抜きだ。俺だって、太陽の光を浴びたくなる時がある」
「ふぅん?」
何かを探る目付きではあったが、アーネストの存在を告げる気は無かった。


彼は、今、人として生きている。無理に話すことは無い。


「あ、ちょっと確認なんだけど、ここにはアンタは今日しか居ないんだろ?」
「あぁ。…明日は誕生日だから、聖域に顔を出せとサガがうるさいからな」
その答えに、デスマスクは口許を吊り上げた。
「まあ、いいじゃねーか。嬉しくて仕方ないのさ」
「フン」
「俺はちょっと無理だけどなぁ。今の仕事が長引きそうだ。悪いな」
「いや、仕方あるまい」

互いに聖闘士ではあったが、別々の神に仕える潜在的な敵同士でもある。
もっとも、今の海皇は女神や青銅を気に入っている様なので、再び地上と海で争いが起きることはなさそうだったが。
だからこそ、己は海界にも、聖域にも存在を認められているのだろう。

「差し当たり問題ないと思うんだが」
ふいに、デスマスクの声が下がった。
「まあ、気を付けろよ。まだ、詳しくは言えねぇんだけどな」
「……分かった」
黄金聖闘士が『ここ』に派遣されている。それはこの辺りに不穏な要因があるからに他ならない。
デスマスクは、コップを飲み干すとよく立ち上がり、左右に体を軽く捻る。
「んじゃ、俺戻るわ」
「あぁ」
彼は直ぐに目の前の雑踏に紛れ込み、気配を消した。

◇◆◇
私はデスマスクが好きです(笑)

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ホシノヤドリギ
性別:
女性
自己紹介:
現在、役者として成功することを夢みつつ、しっかり腐女子になっている20代です。

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